イチゴ栽培の勉強のために読んだ本の第二弾です。
新しい土壌診断と施肥設計 著:武田健
農家を目指すうえで、最初どうしたらいいのか分からないのが、土づくりや施肥設計です。
「誰かがこの肥料入れて収量アップしたから」、「とにかく色んな成分の入った肥料上げとけば大丈夫だろ」というのは、まあ良くないらしいです。
まずは自分の農地がどんな状態であるのか把握して、より良い土壌に改善しながら、肥料を加えていく必要があります。
そのヒントとなる情報を得るために行うのが土壌診断です。
この本では、土壌診断の結果をもとに、土づくり・施肥設計に必要な5つのキーナンバーを紹介しています。
この5つのキーナンバー、具体的な「数字」で提示してくれるので、とても分かりやすいです。
第一のキーナンバー:
土の仮比重を1.0に、重い土は軽く、軽い土は重く
第2のキーナンバー:
たい肥の仮比重は0.2が理想。
第3のキーナンバー:
C/N比15~20のたい肥で、根と微生物の最適環境を作る。
第4、第5のキーナンバー:
塩基飽和度と塩基バランスを適正に、土の酸性もこれで改善。
各キーナンバーの詳細は、書籍に詳しく解説されています。
こうやって数字で見える化してもらえると、新規就農者にとっては、分かりやすくてありがたいですね。
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