イチゴ研修で4月にやったことまとめ

とちぎ農業未来塾
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新型コロナウイルスの影響で、4月10日から始まるはずだった農業大学校(とちぎ農業未来塾 就農準備専門研修Ⅱイチゴコース)での、座学と実習が休講になっています。

農業は1年を通して違った段取りがあり、4月にしか行わない作業もあるので、そういった作業について学べる機会が失われてしまったことは非常に残念です。

現段階では、5月10日まで休講との連絡があり、たった1年しかない研修期間の1カ月が潰れてしまいました。

さらに休講期間が伸びる可能性があり、来年の就農に向けて不安が募るばかりです。

本来ならば、農業大学校の方で週3、農家研修の方で週2のペースで研修がありますが、農業大学校の方は、いつから講習が開始されるのか不明です。

現在は、先進農家さんでの実地研修へは、行っても良いとのことなので、そちらで学ばせてもらっています。

こんなご時世に研修を受け入れてくださる農家さんに感謝です。

 

4月も終わりに近づいてきたので、これまでに農家研修で学んだことを、メモ書き程度ですが残しておこうと思います。

①イチゴの収穫

とちおとめの収穫を体験しました。

収穫の目安や収穫時の注意点など、いろいろ教えて頂きました。

イチゴは繊細なので、収穫時の手ずれや、収穫箱への入れ方など、注意して行わないと簡単に傷が付いてしまいます。

やさしく丁寧に、でも、たくさんあるからスピーディーに。

一緒に働いているアルバイトやパートの方たちにも、取り方のコツを教えてもらったりしていますが、スピードが全然違いますね汗

イチゴを傷つけずに効率よく収穫するには、まだまだ修行が足りない感じです。

②ビニルハウスの管理

4月にもなると、かなり気温の高い日も出てきます。

ハウス内の温度を下げるため、ビニルハウスの内張りビニルをはずすお手伝いをしました。

内張りと言っても、妻面(前後)のみですが。

イチゴは生育に合わせて、都度、適正な温度となるように細かな環境管理が必要とのことでした。

また、強風や大雨の後など、破損があればすぐ直せるようにハウス点検はこまめに行うことが大切とのことです。

③葉かき、なりヅル、ランナー取り

イチゴ株の古い葉や、イチゴの実を取り終えたなりヅルを取る作業です。

古い葉は、イチゴ株全体で見れば、光合成に寄与する割合は低く、害虫やカビなどの病気の原因になるので、かき取ります。

なりヅルは、実を収穫し終えたら役割はなく、あっても余計な栄養を取るだけなので、採ってしまいます。

また、なりヅルは硬くツンツンしてるので、次のなりヅルにできたイチゴを収穫する際、ぶつかってイチゴに傷が付きやすいというのもあります。

ランナーは、気温が高くなり、イチゴ株が栄養生長に傾くと出てくるので、除去します。

放っておくと、子株を作り始め、実ではなく子株に栄養を取られてしまうので、見つけたらかき取ります。

葉かきやなりヅル、ランナー取り作業は、収穫しながらやるとかなりの時間を取られるため、収穫後、集中して行った方が効率が良さそうです。

葉かきやなりヅル、ランナーを取ると、株がすっきりし、収穫忘れを防ぐ効果もあります。

④農薬散布について

動力噴霧器を用いた、農薬散布の方法を見学させてもらいました。

農薬にはいろいろな種類があり、他の農薬と混合して使うことができる農薬もあります。

農薬には、どんな病害虫に効果があるかや、希釈率、使用可能回数など、使用に当たっての注意書きが記載されているので、よく読んで用法・用量を守って、正しく使わなければなりません。

主な種類として、展着剤、乳剤、水溶剤、水和剤などがある。

収穫まで、どれくらい空き期間作らなけらばならないか、注意書きがあるため、収穫期に使える農薬は限りがあります。

また何度も同じ農薬を使い続けると、その農薬に耐性のある害虫が残って繁殖してしまいます。

そのため、同じ効果だけど異なる農薬を混合したり、ローテーションで使って、耐性のある害虫を残さないなど、対策が必要です。

⑤その他の作業

・たい肥場の見学

・土壌分析用の土壌採取

・選果場の見学

その他、いろいろ細かいところも教えてもらっていますが、やはり実際に作業をやるというのは、勉強になります。

作業の流れややり方、細かな道具など、実際にやると自分が就農したときにどうやりたいかのイメージがしやすいですね。

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