校内実地研修
①薬剤散布(子苗)
8/15 ダニメツフロアブル(ハダニ類、1000倍)、ファンタジスタ顆粒水和剤(炭疽病、2000倍)、トミー液肥ブラック(液肥)、アプローチBI(展着剤)
8/17 シグナムWDG(うどんこ病、炭疽病、2000倍)、モベントフロアブル(アブラムシ類、アザミウマ類、コナジラミ類、2000倍)、アプローチBI(展着剤)、トミー液肥ブラック(液肥)
8/24 オーソサイド(炭疽病、800倍)、プレオフロアブル(ハスモンヨトウ、1000倍)、サンヨール(うどんこ病、アブラムシ、ハダニ類、500倍)、アプローチBI(展着剤)、トミー液肥ブラック(液肥)
②子苗の状況
1.ポット受けとちおとめ(夜冷処理) 1056株
2.ストロー挿しとちおとめ(ポット育苗) 336株
3.へそ挿しとちおとめ(ポット育苗) 1368株
4.本科から譲渡とちひめ(ポット育苗) 116株
5.ナイアガラとちあいか(ポット育苗) 336株
6.研究所から譲渡とちあいか(ポット育苗) 288株
7.スカイベリー(ポット育苗) 1230株
8.ミルキーベリー予定
③子苗の葉かき
子苗の本葉が3枚となるよう葉かき、ランナーかきを行う。
新葉の促進とクラウンの拡大、病害の防除につながる。
④とちおとめ夜冷処理
8/17 一部とちおとめ子苗を夜冷庫に搬入。
学校の夜冷庫は11℃設定。実際の温度は16℃くらいになる模様。
朝8時に出庫、16時搬入。
9月2週目あたりに花芽分化、定植予定。
⑤とちひめ追肥
生育の悪いとちひめ子苗にマイクロロングトータル40を追肥。
⑥畝立て
畝を立てる前(2、3日前)に本圃に水打ちしておく、乾きすぎても湿りすぎても畝が立たない。
畝立ては、管理機にて畝幅110cm、畝の高さ約40cmで調整。
畝幅はメジャーで計測して調整し、高さは管理機を1~2往復させて出す。
畝立て後、畝が崩れないように軽く水をまく。
⑦土壌消毒
畝立て4~5日後、畝が乾いてきたら、クロルピクリン錠剤を使った土壌消毒を行う。
土壌伝染性病害虫の防除に効果がある。
主に、萎黄病、センチュウ、疫病、炭疽病に効く。
クロルピクリン錠剤は土壌に施用し、溶け始めるとガス化する。
ガスには催涙性、粘膜刺激性があるため、施用後は直ちにPOフィルムで土壌を覆う。
錠剤はオブラートで包まれているため、土壌に施用してもすぐにはガス化しないため、POフィルムを覆う時間はある。
錠剤は定植予定位置に1錠ずつ15cmの深さに埋没させる。
直接錠剤に触れるのは危険なので、ビニル手袋と鎌の柄部分を使って、錠剤を土の中に押し込み、土をかぶせる。
その後、POフィルムで覆う。農ビは溶ける可能性があるので使わない。
消毒期間は地温により変わる。地温25~30℃なら約10日間。15~25℃なら10~15日間。
クロルピクリン錠剤のほかに、クロピクフローという液体状の薬品もある。その場合、液肥混入機等を使った施用になる。
講義
①育苗期の主要病害虫
育苗期とは親株から子苗を切り離し後、定植するまでの期間。
ちなみに仮植栽培期とは、親株定植から子苗を切り離すまでの期間のこと。
育苗期はだいたい6月~9月の時期にあたる。
この時期の主要な病害虫は
1.ハダニ
2.アブラムシ
3.ハスモンヨトウ
4.炭疽病
5.うどんこ病
現地実習(農家実習)
①内張りアーチパイプ設置
とちあいか用ハウスの老朽化した内張りアーチパイプを交換。
穴あけ、アーチパイプ挿し、高さ合わせ後、天頂でユニバーサルジョイントを使ってアーチパイプをつなぐ。
内張りパイプの裾(ウォーターカーテン用のトイ)に直管パイプを設置。
電照、こなでん用のケーブルを設置。
②被覆ビニル(土壌消毒)の回収
とちおとめ、スカイベリー、とちあいか用の土壌消毒に使用した被覆ビニルを回収。
③とちおとめ定植用の穴あけ
株間23cmでとちおとめハウスの畝に印をつけ、定植用穴をあけていく。
定植前に穴に肥料と薬を施用するとのこと。
定植は9月3日予定。
④基肥の散布
スカイベリー、とちあいか用ハウスに基肥を散布。
基肥には有機肥料、化成肥料、土壌改良剤を混合したものを散布。
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