校内実地研修
①薬剤散布(子苗)
9/7 殺ダニ剤、殺菌剤(炭疽病)、ベストガード水溶剤(アブラムシ類、コナジラミ類、チビクロバネキノコバエ、2000倍) ※殺ダニ剤、殺菌剤のメモ忘れ
9/14 アントラコール(炭疽病、500倍)、カリグリーン(うどんこ病、800倍)、アプローチBI(展着剤)
9/16 アカリタッチ(うどんこ病、ハダニ類、2000倍)、ジマンダイセン水和剤(じゃのめ病、炭疽病、600倍)、カリグリーン(うどんこ病、800倍)
②とちおとめ本圃の消毒用被覆ビニルの除去
土壌消毒のため被覆していた被覆ビニルを撤去。
③とちおとめ本圃の定植準備
畝の整形。
畝が凸凹していたら、平らにならす。
凸凹のままだと水が溜まり灌水ムラが出てくるため。
散水チューブ(エバーフロー)設置と灌水。
④とちおとめの定植
普通夜冷で花芽分化させたとちおとめを本圃に定植する。
定植前に散水チューブである程度、畝を湿らせておく。
株間23cmとなるように畝に、定植穴を作る。
定植前に定植穴にベストガード粒剤(1g)を施用する。
定植直前にとちおとめ苗にモベントフロアブル(500倍)とエコピタ(100倍)を潅注する。
定植穴にとちおとめ苗を植え付ける。
切り離したランナーの切り口が畝の内側に向くように定植する。
クラウンが土に埋まらないように、やや浅めに植え付け、定植後は軽く鎮圧する。
⑤スカイベリー子苗の葉かき
子苗の本葉が3枚となるよう葉かき、ランナーかきを行う。
⑥スカイベリー本圃の畝立て
スカイベリー本圃の畝立て。
畝立て後、散水チューブを使って畝を湿らせる。
⑦スカイベリー本圃の土壌消毒
畝立てから2、3日後、畝が乾いてきたら、
とちおとめ本圃と同様にクロルピクリン錠剤を使用し、土壌消毒を実施。
クロルピクリン施用後、ただちに畝に農ポリで被覆し、ハウスのドアを閉めて密閉する。
以降、10日ほど土壌書毒のため放置。
講義
①6次産業化について
6次産業化とは、1次産業従事者(農産物の生産者)が主体となって、2次産業(加工)や3次産業(流通・販売)まで行うこと。
6次産業化はあくまで経営改善のツール。
「規格外が多い」→加工品として販売。
「雇用のサイクル改善」→閑散期にて加工品製造と販売
「親世代と子世代の分業」→分業による効率化
新商品を開発することが目的ではなく、農産物の生産以外に「もう一つの経営の柱」を作り上げていくことが目的であると認識すること。
そのためには自己分析(経営分析)が必要。
・全体の収入と支出
・月ごとの収入と支出、労働時間
・生産コストの把握
・農業経営の歴史と現状
・農業経営理念
・農産物の強み・特徴
・農産物の弱点・特徴
・生産物へのこだわり
・現在の取引先
・現在のお客様の声
・関連する法令等について知識を得る
これらを分析したうえで初めて6次産業化を考えることができる。
現地実習(農家実習)
①定植
早期夜冷で育苗したとちおとめは9/3に本圃に定植。
普通夜冷のスカイベリーは9/10に定植。
ポット育苗のスカイベリー、とちあいか、ミルキーベリーは9/17。
定植前日、子苗にモベントフロアブルを潅注。
定植穴には微生物資材と殺虫剤(粒剤)を施用。
定植はクラウンの太い苗を優先的に植え付け。
定植後に散水チューブにて灌水。以降、10~14日間は朝昼夕の3回灌水。
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