新型コロナウイルスの影響で、休講になっている農業大学校から、いろいろ資料が送られてきました。
農業大学校での研修は5月10日まで休講となっていますが、緊急事態宣言が5月31日まで伸びた今、休講期間もまた伸びるのではないかと思っています。
現在できる研修といったら、農家さんへの実地研修と今回送られてきた資料をよく読んで勉強ということになるでしょうか。
今回送られてきた資料は次のようなものでした。
資料1:4月の農業大学校内の圃場状況
実作業の研修用として、農業大学校内にイチゴの圃場があります。
本来なら講師指導の下、研修生が圃場管理するらしいのですが、今は休講中で研修生がいないため、講師の方がすべて管理していらっしゃるみたいです。
資料には、4月におこなった育苗圃(親株、子株を育てるハウス)と本圃(収穫するハウス)の管理内容についての記載がありました。
4月の主な作業として
・親株床(プランター)などの資材の消毒。
・親株の定植(とちおとめ、スカイベリー、i37号)
・親株の活着までの手灌水
・本圃の「収穫」と、「葉かき」「芽かき」「花梗(かこう)」の除去。
などを行ったとのことです。
資料2:去年の研修内容
去年の研修生がまとめた?資料も送られてきました。
1年間の作業内容や
イチゴ栽培手法の実験結果など
が記載されていました。
実験としては、50穴セルポットで育苗したり、船底定植したり、マルチ展張り方法を工夫したり、単純に作り方を学ぶだけではなく、より良い栽培方法を試行することもできるようです。
資料3:休講中における課題について
例年であると、農業次世代人材投資事業の審査会(準備型)の申請書類を研修内で作成するそうですが、現段階では、事業申請、審査会の日程等も未定のようです。
そのため、事業申請の際に必要となる5か年の就農計画や収支計画を作成する前準備として、「自らが目指す就農5年後の農業経営について」、レポート提出を求められました。
レポートに記載する内容は以下のようなものです。
(1)5か年後の所得(経費を除いた手者に残る金額)目標(いくら稼ぎたいか)
(2)5か年後の経営面積や栽培品目・作型・労働力(家族労働?雇用?)など(どんな規模で経営したいのか)
(3)必要となる機械や施設など(どの程度のお金が必要となるのか)
(4)現在の状況(農地や所有機械・施設、貯蓄など)
提出様式は自由とのことですが、はてさてどうやってまとめたものか。
資料4:とちおとめの栽培マニュアル
農業試験場で作成された栽培マニュアルをもらいました。
ネット上にも公開されているマニュアルなので、この資料はすでに持ってましたね。
資料5:スカイベリーの栽培マニュアル
スカイベリーの栽培マニュアルは、まだ県内の関係者しか開示されていないのか、ネット上では見つかりませんでした。
が、農業大学校の研修生には研修資料として配布されるようです。
読みたかったスカイベリーの栽培マニュアルが手に入ったので、これはかなり嬉しいですね(笑)
送られてきた資料は以上です。
まだコロナウイルスが収束していないので、いつ本格的な研修が始まるのかは不明ですが、とりあえず送られてきた資料は精読しておきたいと思います。
レポートに関しては、かなり前に似たようなものを作っていたので、最近の農家研修で考え方も変わってきているので、再度まとめ直したいと思います。
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